ローレン

インディペンデント紙に載っていたローレンのインタビューです。ちょっと感動したんでここにも載せてみようかと。あんまり上手な訳じゃないですが、ニュアンスだけでもわかってもらえたら...


あなたが15人兄弟のひとりで、父親が刑務所で死刑を執行されるとしたら、サッカーの試合で負けたりとかチームメイトが別のクラブに移籍することなんて悲劇なんてものじゃないでしょう。多分だからアーセナルのライトバック、ローレン・エタメ・メイヤーは最も高い給料を払われているスポーツマンの誰よりもニコニコしているんでしょう。

妻と幼い娘と一緒のロンドンでの生活は楽しいもので、フルバックのパートナーアシュリー・コールのことやクラブのキャプテンのパトリック・ヴィエラの移籍によって夏がだいなしになんてならないでしょう。

うらやましいくらい首尾一貫なローレンが別のロンドンのクラブがアーセナルからプレミアシップのタイトルを奪ったからって暗くなってることもありません。

2位で終わって、次のシーズンもCLに出れてFAカップで優勝して...そんなに悪いシーズンじゃないでしょ。毎年毎年優勝するのってそんなに簡単じゃないんですよ。チェルシーにはたくさんのポイントの差をつけられたけど、今のスクワッドの質があればCLにおいてもっと改善されるしギャップも縮められるってことを僕たちはわかってますからね。



アーセナルは昨シーズンホームとアウェーでチェルシーと引き分け、約2週間後に再びカーディフでのコニュニティーシールドで対戦する。ヴィエラの移籍を語る前にローレンはこのように言っています。

チェルシーは僕たちよりいいチームでした、すべての面で安定していたし。それにプレミアリーグで優勝したんだから、おめでとうって言わなきゃいけませんよね。僕たちの問題ってのはチームとしての守りが不安定だったからだってのはわかってます。だからあんなにたくさんのポイントを落としたんですよ。だけど僕たちもたくさんのいい試合をしたし。またリーグ優勝したいです。



コールにサポートを表明しながらも(ローレンはまさかコールがチェルシーや他のクラブに参加したいなんて思ってもみなかったそうだ)、ローレンは自分自身を移籍の波及やら経済的な強さなどについては巻き込もうとはしていません。彼はマネージャーは管理して選手はプレーするものだと信じている純然な考えを持っている人の一人です。

そういったことって私たち選手次第じゃないんですよ。僕はそれはクラブ次第だって思っています。僕たち選手としてのやらなきゃいけないことっていうのは毎日トレーニンググラウンドですることや次の試合に勝とうとすることに集中することだって思ってます。



多分そういった態度は、どのような状況であっても自分の責任を取らねばいけなかったことと、家族が彼の生まれた土地カメルーンから移動したセビリアの14人の兄弟が2部屋のちいさなアパートで成長した特異な青春時代に起因しているのかもしれません。

それ以前に彼の両親は彼の父親が政府の反体制者として処刑される前に刑務所から逃げ赤道ギニアから脱出、その後彼らは離婚して、ローレンがセビリア、レバンテ、レアルマヨルカでサッカー選手としての道を開く前の若いころの生活をより困難なものとした。

カメルーンのチームでオリンピックで金メダルを獲得し2回ワールドカップに出場するものの、自分自身を本質的にはスペイン人として考えるローレンは、去年のクリスマスにレアルマドリッドと強くリンクされたが、ハイバリーでの新たな2年の契約更新をした。

僕はここに5年いて、プレミアリーグで2度優勝し、2度FAカップも優勝しました。それに過去5年CLに出場してるんですよ。それってそんなに簡単に達成されることじゃないですよね。まあそれが普通なんですけど、人ってのはもっともっとって期待するんですよ。僕はアーセナルが世界中のとても素晴らしクラブのうちのひとつだって今でも信じていますから