あれやこれや

まあアンリは「デイン副会長の辞任」と「ベンゲルが今後の事をはっきりしないから」と言う理由で去ってしまいました。


でも、アンリはきっと06/07シーズンの間、契約更新したとはいえ、ずーーーっと移籍が頭の中にあったんじゃないかなって気がしていて、昨日のアンリのインタビューを読んでよりそう思うようになりました。
アーセナルフランク・マクリントックさんが「アンリは理由について正直になっていない。どうしてそんな副会長の辞任がそこまで大きく影響するんだ。選手がそんな毎日毎日接触を持つわけがない」って言っています。確かに仲がいいとはいえ、本当にそうなの?って感じがしますよね。
じゃあ、ベンゲルの契約更新の件があるだろって話になりますが、ベンゲルってわりとギリギリまで更新はしない人だったような気がします。それにある意味選手との間の距離も置いているみたいだから、そんな本当にどうするかなんてこと言わないんじゃないかと思います。
で、ものすごい推測なんですがアンリってきっとヴィエラが移籍した時から自分の心の中に何か変化を感じ出していたんでしょうね。昨日取り上げたインタビューでもやたらヴィエラの事を語っていたし...それで急に自分にはちょっと合わないキャプテンになって若い選手たちを引っ張らざる得なくなり、自分の庭のハイバリーから離れるわ、ピレスも移籍しちゃうわ、怪我するわ、デイン元副会長がいなくなるわ、ベンゲルが中々更新するかどうかはっきりしてくれないわ、そんなこんなが色々重なって自分自身の限界にきたんだろうなって。
でもファンに対する感謝の気持ちやらアーセナルに対する気持ちはウソじゃないと思う。大体、移籍する前にわざわざ離れるクラブのスタジアムに出向いてファンのために語るなんてことしないでしょ。あれは絶対ファンに間違った情報を与えたくなかったからだと思う。それにあのインタビューでいきなりスパーズ戦の話し出したりしてなんか笑えるー。
きっとクラブへの愛情の形が変わって、なんか本当にファンのような気持ちになってしまった、それだけじゃないかなあ。
アンリももう30歳でこれ以上パフォーマンスやらフィットネスやらが上がるとは思えない。だからアーセナルファンはアンリが一番上昇気流で輝いている時にアンリを観れたわけで、すっごい幸せなんじゃないかと。あんなに必死でやってくれていたんだから、悲しいけどでもやっぱりありがとう!っていう気持ちでいっぱいです。
それに心はグーナーだのアーセナルの血が流れているだの言ってるじゃないですか。私がもしバルサのファンだったらそんな前のクラブに自分の魂を置いてきた人が来るのって気持ちよくないかも。そりゃあいい選手が来たら嬉しいだろうけど、でもなんかなあって気がしませんか?


もう1人元アーセナルアラン・スミスさんが言うには「アンリという存在が威圧的過ぎて若手の選手たちを落ち着かなくさせている。彼らはアンリが言う事はなんだってする。たとえアンリのフォームが落ちていてもパス回せって言われたらそうしている。」って事を言っています。
若手はアンリがいないほうがのびのびとしているような気がするってのはなんか何度か言ったような気がするんですが、元選手も観ていてやはりそう感じるわけだからベンゲルもやはりそう思っていたんでしょうね。
アンリはきっと威圧的になろうなんて気はないと思うんだけど、やはり存在感が大きすぎたんでしょうね。そしてあまりに若手が若すぎるのでどうしようもなかったんじゃないかと。特にレジェスなんか言葉が通じないからもうどうにもこうにもって感じだったんだろうなって気がします。
このアラン・スミスさんがいうには「アンリを移籍させるにはパーフェクトなタイミング」だそうです。
ちょっと爆弾発言っぽくなるけど、多分ベンゲルも同じような事を感じていたからアンリが移籍したいって言ってもあえて止めなかったんじゃないかと。元々移籍したい選手はさせてあげるみたいなタイプのマネージャーだし。キャッシュリーのときも言っていましたよね、止めませんって。それにベンゲルは選手を移籍させるタイミングをよくわかっていますからね。ヴィエラとかにしてもそうだったし...だからそろそろ大丈夫かもしれないって感じるところがあったのかもしれません。勿論ベンゲルからアンリを移籍させることはないけど、本人の希望したから状況的にもリスクを負ってみてもいいって思ったんじゃないかと。
このアンリの移籍によって一番利益を得るのはロビンだと思うし、「アーセナルといえばロビン!」ってなって欲しいなあって思います。あと、経験がないとは言えベントナーに密かに期待したいです。多分ベントナーも「しめしめ!」って思っているんじゃなかろうかと...っていうか思っていて欲しいなあ。
で、その辺を考えるとアネルカを取るのが固い選択なんじゃないかと。アネルカって28歳でしょ。1,2年いてくれたらロビンやらアデやらベントナーやらが...(ってまるでアネルカを使い捨てカイロのように思っている私(笑))
ってなわけで、悲しいんだけど、でもやっぱり先が楽しみ。今回ばかりは本当にどうなるのか全くわからないけどだからこそ余計楽しみなのかも!
ちなみに移籍金が安いかどうか...まあ昨シーズンのほとんどを棒に振った30歳になる選手ってのを考えたら若干安いかもしれないけれど妥当なんじゃないでしょうか。それに表に出ないだけで絶対他にも条件ついているはず。ほら、アーセナルが若手を売る際に「その選手を他の大きなクラブへ売る時は移籍金の何%を支払う事」みたいな。
だからそんなにマスコミのみが取り上げる数値にこだわる必要もないかと...あ、そうそうそれからアンリって契約が残っているから規則では買い取らなきゃいけないでしょ?となるとその金額も入ってくるはず...
なんだか脈略のない文章でごめんなさい。自分でもよくわからなくなってきたからこれで終わります...
あっ!最後にひとつ。もうひとつアンリのインタビューで笑えたのが「トレーニンググラウンドの女の子達に感謝...とかどこどこの女の子達に感謝...」ってやたら女の子達に感謝していて、うるうる涙目になりながらもアンリったらやーねーって思ってしまいました!