アーセナルとは対戦したくない

そんなことをアンリが言っています。

アーセナルと対戦する日が来ない事を願っているんだ。恐れているとかそんなんじゃないんだよ。だってアーセナルと対戦するなんてなんか変じゃない。
ユベントスとは対戦したんだけど、また別の感情だったな。だってあそこの役員が嫌で移籍したんだ。チームとかそんなことじゃなくってね。だからユベントスと対戦した時は怒りがあったね。
だけどアーセナルと対戦する時は怒りなんてないよ。すごく感情的ですごく難しいものになるだろうね。だから対戦したくないって言っているんだ。それにアーセナルっていいチームでしょ。UEFAカップを2年連続で優勝したチーム相手に勝ってすごいインパクトをヨーロッパのシーンに残したからね。8年そのチームでプレーして自分が知っている人や自分のことを完璧に知っている人を相手に対戦するなんて難しいよ。でももしそうなるなら、できるならファイナルがいいな。
長い時間をどこかで過ごして、そしてまた次に進むなんて不可能だよ。僕はまだ選手たち、スタッフそして皆と連絡を取り合っているんだ。ボスは僕の一生の友達だしね。それにギャラスなんかはサッカーの頃を考える前から知っているんだよ。もうサッカーの次元を超えているね。
アデとかコロ、ジウベウト。それにトレーニンググラウンドでキットの手入れとかをしてくれる皆。シェフのリック。僕にとってね本当の家なんだ。だからさ、アーセナルのこのシーズンのスタートの始まり方はとても喜ばしいな。僕はいつもいつだってアーセナルの結果を追っかけるよ。オフィシャルのHPもニュースや誰が怪我をしているかをチェックするためにみるしね。アーセナルを愛しているんだよ、これからもずっとね。素晴らしい時間を過ごすと、決して忘れる事なんてないんだよ。
スパーズ戦を観ていたんだけど、テレビに向かって叫んだね。だってアーセナルがスパーズなんかに1点リードされちゃって、そんなのおかしかったからね。でも勝ったよね。勝つのは知っていたさ。部外者の目で見るってのはおかしなものだね。だって今まではプレーする側だったんだから。でもアーセナルがサッカーをするのを観るのはいいねえ。アーセナルがすべてに優勝するといいなあ。あ、全部じゃないな!でもアーセナルファンとしては、アーセナルプレミアリーグに優勝するって言わないとね。
(アンリが移籍したことで若手達が頑張らなきゃいけなくなったって事に対して)
それはフェアじゃない言い方だな。だって僕だってパトリックが移籍したときに同じだったからね。パトリックが移籍した。彼は素晴らしい選手だった。僕は彼が選手としてした事を誰かにできるかどうかってのはわからないけど、でも前に進まないといけないんだよ。
僕が移籍して、皆前に進まないといけない。デニスが引退したけど、前進しないといけない。そしてこれは彼らの世代なんだ、彼らの時間、彼らのアーセナルなんだよ。僕はそのアーセナルの試合を観るんだけど、前と同じようなプレーをしているね。選手は入ってきたり出て行ったりするけど、でもアーセナルアーセナルだよ。それが一番大切なことだよ。誰がプレーしようと、ロビンは自分がしたいことよりももっとすごいことができるし、あで、そして新しいエドゥ、セスク、ジウベウト、皆。そんなことは関係ないんだよ。
セスクがたくさんゴールをしているようで嬉しいね。去年も何千ものチャンスがあって、リーグのトップスコアラーにだってなれたのにねえ。試合毎にたくさんチャンスがあったわけだけど、ついにフィニッシュできるようになったね。彼がそれだけに値するものがあるから本当に嬉しいよ。だけどセスクがトッププレーヤーってのは特に新しい話題じゃないね。
皆が彼のことを褒めているけど、でも今の違いってのはゴールを決めているって事で、ゴールを決めるといつももっと勝利が得られるんだよね。彼の働き方、アシスト、ビジョンってのは彼が16歳の時からあったからね。
バルセロナでの生活は)
なかなかいいよ。チームが僕になれるんじゃなくって僕がチームに馴染むようにしないとね。
ロンドンが懐かしいねえ。特別な場所だからな。ロンドンの雰囲気ってのがすごく好きなんだよ。だけどそれはフランスを離れた時も同じだったね。いつだって幸せだった場所ってのは懐かしく思うものなんだよ。
一番懐かしく思うのはブレッド・アンド・バター・ブディングだねえ。大好物だったよ。それに前は紅茶をストレートで飲んでいたけど、今じゃいつもミルクを入れるからね。それからベーカーーストリートの側のチャイニーズレストランやワガママ*1も懐かしいねえ。テレビだと、マッチ・オブ・ザ・デイ*2が懐かしいよ。

*1:なんちゃって日本風ヌードル屋。日本人には最高に評判が悪い

*2:サッカーのハイライトの番組