UEFAの新しい規則、ホームで育った選手について

4月21日の会議でUEFAの提案が認められてしまい、さてアーセナルはイギリス人の選手を必死になって獲得せねばいけないのでしょうか。

まずは規則の説明から。

今後ヨーロピアカップ戦に出るクラブは、最高で25人のAリストに該当する選手を、カップ戦のキャンペーン期間中含めなければならないんだそうです。あと、どうやら1983年1月以降に生まれ且つ15歳の誕生日以降に2年以上そのクラブでプレーしている若い選手達を含むBリストというのもあるんだそうです。

Aリストの2006/2007シーズンからの詳細なのですが、まず25人中4人はそのクラブでホームで育った選手の枠として取っておかなければいけないんだそうです。そしてそのクラブにそれだけの数のホームで育った選手がいない場合は21人の選手の登録でいいんだそうです。つまり25人の選手を登録したいクラブは必ず4人のホームで育った選手を含めなければいけないんだそうです。


この「ホームで育った選手」っていうのには2つのカテゴリーがあって(2006/2007シーズンからのことですが)まず最低でも二人の選手はそのクラブで育ってきた選手じゃなければいけません。もし、そのクラブにそこで育ってきた選手が4人いないのでなければ、残りの二人に関しては同じ協会(つまりプレミアリーグであればイングランドのクラブでしょうね)内のクラブで育ったあればどこでもよいそうです。

そしてアーセナルからみた重要なポイントとしては国籍は関係ないことですね。ってわけで、アーセナルは特にイギリス人選手を買う必要はないわけです。

そしてそのホームで育った選手の数は2007/08シーズンには6人(うち3人は自分のクラブで育った選手)、そして2008/09には8人(4人の自分のクラブの選手)となるわけです。ホームで育った選手の定義は「16歳から21歳の間にそのクラブで三年間トレーニングして来た選手」だそうです。これは先ほど挙げた「同じ協会内のクラブで育った選手」の定義でもあります。

今現在のアーセナルの「アーセナル生まれ、アーセナル育ち」の選手は

そして、2003年以前にアーセナルに参加し、2006/07のシーズンにはアーセナルでプレーして3年以上となりUEFAの基準を満たす選手が

ちなみにソルですが2001年に加入したものの、勿論年齢は21歳以上でした。但し、彼はスパーズにいた時に「ホームで育った選手」の枠にはまっていたので、ソルに関しても必要であれば「ホームで育った選手」枠にいれることができるってわけです。

っていうわけで、「外国人選手ばっか買いやがって」とちょくちょく非難されるアーセナルですが、全く持って心配ないというわけです。今のところはそのBリストの詳細は不明なのですが、その1983年以降に生まれた選手として、クインシー、セスク、センデロスクリシー、ルポリ等々とりあえずはこれに関しても全く心配ないでしょう。

結構物議をかもしだした、この「ホームで育った選手」ですが、これならほとんどのクラブが心配いらないんじゃないでしょうか?