若手の選手達がインスピレーションを与えてくれる

アンリが若手の選手について語っています。

若くて自信があるって言うのは年をとって経験があるっていうのよりよかったりします。そうですね、マンチェスターユナイテッドルーニーみたいなものですね。彼は若く誰を相手にしているのかなんて全く問題ない感じでしょう。時々彼を止める事ができないのはそれは彼が全然何も問題にしてないからです。
私が言える事は年齢を重ねてくるともっと考えるようになって、そして時には考えすぎたりするんですよ。
若い時ってのは何も恐れないんですよね。成長したときに初めて、何か間違ったことをしたらそれが返ってくるかもしれないってのに気がつくんですよね。もしペナルティーをミスしたら自分は終わりだってのに気がつくんです。だけど若い時はそんなの気にならないですからね。
私もまだ28歳なんですけど何人かの選手たちといると自分の年を感じるんです。私達の間には大きな差がありますからね、すごいですよ。
時々彼らに1986年のワールドカップのことを話すんだけど、彼らはただぽっかーんって感じで私のことを見るんです。で、彼らにいつ生まれたのって聞くと1986年なんて言うんですよー。
皆経験のある選手にスポットライトを当てたりするけど、でもこれは私達だけじゃなく皆のことなんですよ。
若手の選手が最後の最後に走り回って、タックルをしてボールを奪い返そうとしてるのを見ると自分の気持ちが高まってくるんですよね。
ビジャレアル戦について)
1-0ってのは悪い結果じゃないですよね。特に私達の今までのプレーの仕方とか、守備とかそれにたくさんのゴールを許してないこととか考慮するとね。
皆が「そのスコアで充分か?」なんて聞いてくるけど、それがわかるのはセカンドレグが終わってからでしょ。レアルとのファーストレグの後やユベントスとのファーストレグの後にも同じこと聞かれましたね。だけどいつも思うんですが、ホームで失点を許さない限りOKなんじゃないかって。たとえホームで0-0であってもヨーロッパの試合では悪い結果じゃないでしょ。
ビジャレアル戦で)驚いたのは彼らがガンガンぶつかってこなかったことですね。プレーしようって感じにも見えなくって、ただフリーキックを得ようとしていただけじゃないですか。
多分彼らは1-0の負けは大丈夫なんじゃないかって思ってるんでしょうね。だけど彼らは試合をスローな展開にしようとして、リケルメはサイドに行ったり後ろに行ったりしてただボールをキープしようとしていただけですよね。
時間を無駄にすることについては、それについてはもうかまいませんね。そんなものでしょう。以前は対戦相手がグランドにいると向かっていって立ち上がらせようとしたけど、でもそれをやるとイエローカードをもらうことになっちゃいますからね。
だから彼らがダウンしたときただずーっと見てるだけで何も言いませんでしたよ。何人かのうちの選手に言ったんです。「彼らと話しなんかするな。とにかく試合のことを考えろ」ってね。

アンリは今回を逃すとCLで優勝できないとは思っていないそうです。

ジネディーヌ・ジダンは29か30歳のときに初めてCLで優勝しましたよね、その前に2回連続で取りのがしているじゃありませんか。いつだって今しかないって言うことはできるけど、でも絶対なんてことはないですからね。今回はすごいチャンスですよ。皆がもし今やらないなら絶対できないなんて言ってるのを覚えてます。でもそれには賛成できませんね。
今回の大会で私達はいつも自分達の試合をすることを心がけてきました。ある時点でそれが上手くいってなくて皆がプランBを持つべきだなんて言っていたけど、それでも私達のサッカーをしていました。それが私達なんです。
昔のアーセナルはあるやり方で勝っていたものだけど、でも今私達はこのやり方で勝とうとしてるんです。アーセナルへ来るならみんなこれが私達のやり方なんだってのを知らなきゃだめですね。
私達はお互いにパスをするのが好きだし、サッカーをするのが好きなんです。他の人たちは別のやり方で勝つんでしょうけどね。だけど私はこの私達のサッカーが好きなんですよ。

...すいません、プランBがないって嘆きまくって...(苦笑)