エバトン 1 - 4 アーセナル

前半の間ずーっと「ああ、ハーフタイムになって体制を立て直せないものか...」と思い続け、前半の終わりのころには「せっかくウエスト・ハムが頑張ってくれたのにそのチャンスを無駄にすることになっちゃうのかなあ」なんて考えていました。
そうしたらまあ後半になったらロングボールの多用で点がポンポン(?)入って、唯一らしいゴールはロシツキーだけ。
で、そしたら矢場トン*1...じゃないエバトンのモイーズさんがこんなことを...

全体的にうちのほうがいいチームだったじゃないですか。ベストチームが負けたんですよ。うちが勝つべきだったし、ベストなサッカーをしたと感じますね。

まあ前半は確かによかったかもしれないけど、もし「ベストチーム」であれば相手が突然作戦を変えてロングボールを使い出しても対処できたほうがよくない??多分そこがトップチームとそれよりも劣るチームとの違いなんじゃないかと。
「あれはアーセナルチックなゴールじゃない」っていうけど、じゃあアーセナルがロングボールを使っちゃだめとかそんなんじゃあないでしょ。それに大体あのレッドを除いて誰一人としてイエローもらわなかったという奇跡に喜ぶべきじゃないのかなあ。
そしてベンゲル言うには

戦わなければならなかったんですよ。昨シーズン、エバトンはとてもフィジカルに来てとてもダイレクトで、そしてうちは負けました。今回も同じようにくるってのはわかりましたよ。今回はうちが勝ちましたね、でもとても接戦でした。
ハーフタイムの時にチームを変えようかと思ったんですが、その時点で勝っていなかった原因がマンUの結果を聞いてナーバスになっていたからだと思ったんです。
だけど私達にプレーさせないようにしていたいいチームと対戦していて、相手はよくやっていたしいつものようなプレーにしてもっとポジティブになるのは私達次第だったんです。
ハーフタイムの後すぐ1-1にもっていけたのはラッキーだったかもしれませんね。それからうちはデンジャラスな感じがしました。エバトンはフィジカル面で落ちそしてうちは素早く逆転できました。
ターニングポイントはうちがロングボールをうまく使ったことですね、そしてうちが1人減ってあっちがまだ11人だった時に耐えたことですよ。彼らが間違いをして試合を終わらせたんです。エバトンにとっては辛いでしょうね、1-4のような差ではなかったですから。しかし1人退場させられてカムバックが不可能になったんです。
でもうちにとっては素晴らしい結果です。戦えるんだってこと、素晴らしいスピリットそして色々なタイプのチャレンジに耐えられるってのをみせたんですから。とてもいいチームの証明ですよね。

純粋に内容がよかったかといえばノーコメントだけど、でも最後のほうで皆がテンパってしまったとはいえ、フィジカルにくるチームにも対応できたってことで3ポイントの価値があるんじゃないかなあ。フィジカルにこないと勝てないチームに対して「いいかげんにせーよ!!」っていうメッセージってことで。美しいサッカーとそんなに美しくないもののバランスをとらないとねえ。最終的には3ポイント取れないことには意味がないわけだし。
それからエドゥ。よかったねー。まあリーグ戦初ゴールとはいえ18試合に出て9ゴールって悪くないよね。これでのびのびとプレーできるようになるのかな。
あとベントナーですが...まあ仕方ないよね、まだ若いし。以前のサウハンプトン戦で退場になったロビンと重なったな。ここで反省して大きなクラブで大きな選手になるか、それとも中堅クラブでそこそこ活躍する選手になるかの分かれ目だなあ。頑張って欲しいです。
しかしアーセナルがロングボールを使っただけでそんなに話題にしなくても...それよりもエバトンサポーターがコロに何かを投げつけた方が問題なんじゃないの??

*1:名古屋で有名な味噌カツのお店