テオについて

サウハンプトンのときのウォルコットのコーチであるサイモン・クリフォードがこんな風に言っています。(訳に怪しい部分があるのですが...)

テオのことはサウハンプトンで働く前から気がついていました、でもそれはビデオでみていただけだったんですけどね。
すぐ思ったことっていうのは彼がすごく強くボールを打つってことでした。
今までテオのように力強くボールを蹴っている選手を見たことがありませんでした、とてもパワーがあって、とても正確、そして最小限のバックリフト。
彼は昨シーズンFAユースカップでのパフォーマンスのせいで既に注目をあびていました−レアル、ロシア、マンUsaが彼に興味を持っていたと言われていました。
私が彼のどこが特に好きかというと、あれだけの注目を浴びていて彼は本当に控えめだったんです。私は早朝と夕方遅くにトレーニングセッションを導入してセオもそれに参加していました。そして彼はファーストチームに入っていって、ハリー・レッドナップは彼に余分なセッションをしてほしくなかったのですが、それでも彼は来てコーン(円柱形のやつ)を置くのを手伝ってくれて友達と一緒にいようとしていました。
皆彼のペースのことを話しますが、私は彼のできるだけ早く前に出ようという態度にも感心させられました。もし前に行くチャンスがあったらボールを後ろにまわすより、前に行くんですよ。
テオは素晴らしい人たちに囲まれています。彼はとてもいい家族といいアドバイザーがいますから。それはとても重要なことです。
テオやルーニーのような選手はシステムとか関係なく出てきています。
イギリスのアカデミーのシステムは選手が週に4時間しかトレーニングしないんです。ロナウジーニョは16歳の時にグレミオで週20時間くらいまでトレーニングしていたのと比較をしてみてください。
ウォルコットアーセナルに行くのは正しい選択だと思います、ティエリ・アンリがベンゲルとはじめてモナコで一緒にやってきた以来の彼の成長をみるとね。
彼の弱みなんですが、テオは自分がボールを持っていないときにどこにいなきゃいけないかをわからなきゃいけませんね。でも彼はまだ若いのでそれは大丈夫でしょう。ディフェンスの面をもう少し連取しなければなりませんが、でもそれを理由にアーセナルがテオを獲得したわけじゃないですからね。
アーセナルに参加することで彼は自分と同じような早さのディフェンダーと立ち向かうでしょう。そして彼は自分のペースだけに頼ることはできないことを学ぶでしょうし、パスやドリブルを使ってディフェンダーを抜けていく方法を見つけることでしょう。
ティエリ・アンリは世界のトップ3の選手の一人なので大きな挑戦でしょう、しかしテオにとってアンリのようなレベルに到達するのは可能です。
もし1年後にテオがイングランドの代表に選ばれても驚きはしませんね、彼は場を盛り上げていくことのできるタイプの選手ですから